※グロ系、かなり注意!
ここ数年、
BSE(狂牛病)による米国産牛肉の禁輸騒動が、幾度となくニュースで報道されるなりね。12月から吉牛の牛丼が販売再開されるなど、食卓を彩る牛肉は、もはや人間には欠かせないものなりよね。
ただ、狂牛病騒動の際、TVに映る
機械で吊るされ肉の塊になった牛が運ばれるシーンには、ちょっと違和感を覚えたなりよ。まだ牛の原形をわずかにも留めた映像なりからね。どうやって、牛が
屠殺(とさつ)され、食肉になっていくのか、そんな舞台裏を垣間見た目ような気がしたなり。
9月に東名高速のPAで休憩中、牛を運ぶ大きなトラックがいたなりから、近くを観察ついでにドライバーのおっさんと立ち話をしてきたなりよ。聞くと、牛を
千葉から姫路まで運ぶ途中で、その後
食肉にされるとのこと。屠殺場が都心近くにはない、みたいなことを言ってたなり。確かに、屠殺場が近くにあるなんて聞いたことは一度もないなりよね。
それで、興味半分な気持ちで、
屠殺=“slaughter”をYouTubeで検索し、屠殺シーンを見てみることにしたなりよ。まず、結果がサムネイルで小さく表示されるなりが、明らかに
牛が吊るされ機械で運ばれてるシーンを映したものがあったり、思わず気が引けるものなりよね。。見るのに躊躇する、これを見たら、食肉を食べれなくなる・・・そんな気持ちに駆られながら、1ヶ月近く見るのを延期してたなりよ。
・・・ここからは、心してお読みください・・・
以下は、勇気を振り絞って、自分の目で見た映像の一部始終を描いてます。
あれから1ヶ月経ち、気持ちも固まったところで、映像のリンク先をクリック。すると、年齢認証(18歳以上)が必要みたいで、“Confirm”ボタンを押下し、いよいよ映像へ・・・。
まず、映し出されるのは、意識を半分失い、アスファルトに横たわった牛。おそらく、電気ショックで気絶させられてるのか。ただ、まだ微妙な動きはある。
近くに、白衣を着て、長靴を履いた外人がいる。屠殺人か。
彼が、近くに設置された機械に、牛の片足を吊り上げて結ぶ。機械がゆっくりと牛を持ち上げる。牛は、足を上に、頭を下にして吊り下げられる。まだ呼吸をしているようだけどおとなしい。
屠殺人が、片手にナイフを持ち、おもむろに牛の喉をグサッと一気に切り裂く。
大量の血が滝のように流れ出す。まるで、バケツの水をひっくり返したような感じだ。もがくような動きを見せる牛。息苦しいのか、大きく呼吸をするたびに、おびただしい量の血が流れ出す。屠殺人が、さらにナイフを差込むと、動きが止まる牛。画面は、牛の表情をドアップで映し出す。これはえぐ過ぎる・・・。意識を失い、絶命する牛。。
まさに驚愕・・・。
その後、牛の内臓を手際よく取り出し、脚をカット。皮を剥ぎ・・・どこまで映していたか覚えていないが、そんなシーンが続いてた。
淡々と、オートマチックに生き物を切り裂き、食肉にしていくまで、わずか数分足らず。あまりにも手際の良すぎる、無感情なその一部始終に、今思い出すだけでも戦慄の走る思いだ。。
驚愕の映像(動画)
※リンク先、“Confirm”ボタンを押下
屠殺を特集したHPは、こちら↓
屠殺・・・解体される牛 ここまでして肉を食べたい?
映像がとらえた屠殺のシーン (食卓のお肉ができるまで)
・・・ここまで・・・
この映像を見て以来、全くもって
牛肉を口にすることができなくなってしまったなりよ。。豚や鳥はまだOKなりが、牛だけはなぜかダメ・・・。昨日も友達の結婚式で、高級なステーキが出たなりが、一口食べただけで、それ以上口にすることができなかったなり。周りの友達は、柔らかくてうまいって絶賛ながら勧めてくれたなりが。
何だか、
ベジタリアンになる人の気持ちが少しは解るような気がしてきたなり。
食肉から魚へ、魚から野菜へ、徐々に主食が変わっていくかもしれないなりね。必要なタンパク源は摂取しなければならないなりが、少しでも食肉の摂取量を減らし、消費される牛が減ればいいなという気持ちなり。
ちなみに、最近「
動物園」というドキュメンタリ映画を観たなりよ。マイアミにあるメトロポリタン動物園の日常を淡々と映し出す内容なりが、これもかなりエグイなりね(なぜか
R-15指定になってないなりが・・・)。例えば、
死産したサイの赤ん坊を解体(解剖手術)する一部始終、
ニシキヘビの餌となる生きたウサギの後頭部を、スタッフの女性が平然とこん棒で打ち、失神させてからヘビの小屋へ運び食ぶシーンなど、思わず目を逸らしたくなるような映像が含まれているなりよ。でも、なぜか屠殺のとき感じた“怖さ”はなかったなりよ。なにかこう、
人間に愛のようなものを感じられたのと、食物連鎖の一部としてやむを得ないという思いだったなり。
我々の近いところで、こういう現実があるなりよね。戦争もそうなりが、対岸の火事でどこか遠い場所で火種が起こっている、という意識は捨て、できるだけ真実を知りながら現状を受け止める、ということが重要だと改めて思ったなり。また、牛肉を食べる機会はきっと訪れるなりが、その時は以前よりもっと感謝して食べられるかもしれないなり。
【関連サイト】
Meatrix
※映画Matrixをパロって、利益最優先の工業的畜産が持続可能な小規模農家を食いつぶし、動物と人の健康、環境を破壊していく様を描いたクールで痛快なFlashムービーの日本語版
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