8・2亀田興毅世界王座戦の疑惑判定をめぐり、マスコミ、評論家を巻き込んだ騒動が勃発してるなりね。
先に自分のスタンスを明確にしておくと、
自分は亀田派なりね。停滞するボクシング界に新しい
スター誕生の期待感を呼び起こし、グレイシー一族を彷彿とする家族の絆で過酷なトレーニングを
ストイックにこなす姿は応援したくなるなりよね。その思いは、世界戦の前も後も変わらないなりよ。興毅は王者レベルとは言わないまでも、それなりに強いし、注目度の高い中で高いパフォーマンスを出す
精神力、一貫した態度は男としても素晴らしいものだと思うなり。
今回、問題が複雑になってる背景には、『
ボクシングという格闘技』と『
メディアを巻き込んだショービジネス』の利害が絡んでるからなりよね。フェアでなければならないスポーツで、金や視聴率のための勝敗操作があってはいけないというのは明白なりよ。じゃぁ、その勝敗操作をするために、誰がジャッジに圧力を掛けたのか?そこを議論しないといけないと思うなり。(判定うんぬん、試合内容に関しては、後日その2で改めて書くなりね)
問題は、
TV局主導の視聴率崇拝だと思うなり。先のフジTVとPRIDEの問題にしてもそうなりが、視聴率を取れる優良コンテンツになったスポーツをTV局が放送するのは良いなりが、マッチメークや選手起用、ルールや判定にまでTV局が口を出し、
スターを作り出す体制にはいい加減辟易するなりね。特に、
TBSはヒドイなりよ。先日の
桜庭問題が噴出した
HERO's、
魔裟斗に加担した判定を繰り返した
K-1 MAX、そして今回の
ボクシング亀田・・・。すべてTBSが放送してるなりね。
責められるのは亀田親子ではなく、ボクシング世界戦を企画・運営する興行会社と、それを放送するTBSにあるなりよ。格闘技に造詣が深い、
近藤隆夫氏がいいことを書いてるなりね。↓
プロボクシングの場合、ジャッジを含めて一切の興行権を持つジムが仕切る。それがホームタウンデジションの温床となる。この部分にメスを入れぬ限り、不公平な判定が消えることはないのだろう。
メジャーになったK-1、PRIDEなどの格闘技イベントは、選手の所属ジムとは切り離された
中立の第3者がイベントを運営するなりね。PRIDE-1で試合をしたヒクソン・グレイシーは常に、
『中立の第3者が主催するイベントであれば参加する』という趣旨の声明を出し、公平性が保たれたリングにしか上がらないなりよ。それは、異国の地で勝敗を左右されることのないような保証を求めてるということなりね。もし、近藤氏の言う『ジムが興行権を持ちイベントを仕切っている』となれば、亀田の所属する協栄ジムが今回の疑惑判定にも加担してる可能性はあるなりよね。
ボクシングの世界が特殊だと思うのは、
鬼塚、辰吉、畑山・・・といったスター選手が出てくるものの、その選手の試合しか放送しないなりから、ボクシング界全体がK-1、PRIDEのようなイベントとして発展しないなりよね。最近では、
エドウィン・バレロ、
粟生隆寛、
新井田豊、
川嶋勝重、
名城信男・・・といった、亀田以上に波に乗る選手がたくさんいるなりから、ボクシングの醍醐味を亀田の試合だけで終わらせるのはもったいないなりよ。
少なくとも、亀田バッシングによって、
ボクシングの興行そのものや、
TV局の関わり方が見直されるなら、それは良いことなりね。ただ、見苦しかったのは、ホレ見たことかと
一斉にバッシングを展開する評論家たちなりね。彼らに言いたいのは、例えば亀田親子の口の利き方が悪いとか、調子に乗ってるという批判は、
亀田がスター扱いされてる頃に言いなさいということなり。疑惑判定と、亀田親子の態度には関係性がないなりからね。感情論で議論をするのはもうやめて、ボクシング興行の今後のあり方を探る議論をしていってほしいなり。本質がズレた議論は見苦しいことこの上ないなりからね。
そのバッシングに
一貫して態度を崩さない亀田親子を自分は応援したいなり。K-1のバダ・ハリ、PRIDEのクイントン・ランペイジ・ジャクソンなど、海外には人を喰ったような
凶暴なキャラの選手はいるなりよ。人に迷惑を掛けないという前提はあるなりが、
いろんなキャラクターを認めてあげること、そういう包容力を持つことが大切ではないなりかね。19歳の亀田興毅がこんな下らないバッシングに巻き込まれて、精神的に影響をきたさないことを切に願うなり。
p.s. 亀田父はや○ざのような風貌なりね。ちょっと怖いなりが、もし噂であるように黒社会と繋がりあるようなら事態は変わるなりよ。
【映像】
亀田父 vs やくみつる1
亀田父 vs やくみつる2
二宮清純、かく語る
勝谷誠彦、過激に批判