去年12/7発売になった、
布袋寅泰の25周年記念ベストアルバム『
ALL TIME SUPER BEST』なりが、聴いてきたなりよ!いやぁ、
布袋ワールド炸裂で何度聴いても
カッコイイ!!しか言葉が浮かばないなりね。
アルバムの構成は、大きく3つに分かれているなり。第1部は、布袋がかつて
氷室京介と組んだ
BOφWY、
吉川晃司と組んだ
COMPLEXの代表曲を、
布袋ボーカル・バージョン(1,2,5曲目)で披露してるなり。第2部は、
布袋ソロ中期の名曲リミックス・バージョン(3,4,6~9曲目)。第3部が、
布袋ソロ後期シングルのオリジナル・バージョン(10~15曲目)なりね。
まず、第1部のBOφWY、COMPLEXカバーなりが、
まじ最高!!だったなりよ。1曲目『
BAD FEELING』は、布袋のギターカッティングで幕を開けるなりが、高度なテクを堪能しながら、ボウイ時代よりノリの良い
アップテンポな曲調に仕上がってるなり。サビのコードが変わってて、
メロディアスでビートの効いたアレンジになっているのと、バックに僅かながらギターのカッティングが重ねてあって
心地よいリズム感を醸しだしてるなり。ソロ時代だと、GuitarhythmⅡの曲調に近い仕上がり。間奏で2台のギターで追っかけあうシーンは、『
さよならアンディ・ウォーホル』を髣髴とさせたなり。
続いて、2曲目『
BE MY BABY』なりね。自分の中で、この1曲を聴くだけでもアルバム買う価値があると思える
最高の出来栄えだったなり。ドラムとベースのリズムが、COMPLEXの時と違って少し軽い
縦ノリのリズム。ギターソロは、COMPLEX時代からすごかったなりが、今回も
ウネルようなギターソロは圧巻の一言。そして最も聴いてほしいのは、
ラストの終わり方なりね。ドラム+コーラス+ギターの順に入ってきて
ジャ~ン!って感じで終わるなりが、いやこれはうまく表現できないなりね。とにかく一度聴いてみてほしいなり!ライブで最高潮に盛り上がること間違いなしなり。5曲目『
BEAT SWEET』は、ボウイ時代とあまり変わらない曲調だったなりが、ちょっと
氷室ボーカルのイメージが強すぎて、布袋が歌うと弱い感じを受けたなり。でもまぁ、
重戦車のようなギターを聴くだけでも価値ありなり。
大絶賛の第1部だったなりが、対照的に
第2部はダメだったなりね。布袋ソロ中期の代表曲である『スリル』、『バンビーナ』、『POISON』などを色々アレンジしたようなりが、オリジナルとまったく異なるアプローチのアレンジは、あまり嬉しくなかったなり。昔、
ギタリズム・シリーズが完結した1995年に“GUITARHYTHM FOREVER”という2枚組ベストを出したことがあったなりが、その時のインタビューで、布袋は『
アレンジをするとファンにとって迷惑になるから』という言葉を残してたなりよ。この第2部は、まさにこの罠に嵌まってしまったようなり。ボウイ、COMPLEXのカバーで力を使い果たしてしまったのかもしれないなりね(笑)。ちなみに、3曲目『
さらば青春の光』は、昔
Star Street TRAXというアルバムで、布袋が
アコースティック・バージョンを発表してるなりが、そっちの方が断然良かったなりね。
最後の第3部なりが、
布袋ソロ後期のシングルからほぼベストな選曲。最近、布袋の曲を聴いてない人には、紹介がてら聴ける構成になっているなりね。13曲目『
Destiny Rose』は特に良かったなりよ。アップテンポなポップチューンで、布袋には珍しい
シンプルなコード進行と今風な?メロディラインだったなりが、ライブで盛り上がりそうな勢いのある曲なり。サビでは、ボーカルが重ね録りしてあって、綺麗なメロディラインだったなりよ。昔、山下久美子に提供していたような曲っぽい感じだったなり。
さて長くなってしまったなりが、最後に『もし
自分が選曲して25周年ベストを聴けるなら?』という設定で、聴いてみたい曲を挙げてみるなりね。
やっぱり、一番聴きたいのは、
布袋に熱狂していた
ギタリズム時代なりよね。ギタリズム1(略して
G-1)では『C'mon Everybody』、『Glorious Days』、『Materials』、
G-2では『BEAT EMOTION』、『RADIO! RADIO! RADIO!』、
G-3では『UPSIDE-DOWN』、『DIRTY STAR』、
G-4では『Serious!?』、『Surrender』・・・といった感じなりね。中でも一番聞きたかったのは、『
C'mon Everybody』なりね!ライブでもいろんなアレンジしてるだけに聴けなくて残念なり。
あと、布袋の25周年記念ベスト発売に合わせ、2月から
全国ツアーがスタートするなりね。東京公演の一般発売は1/22以降で、
中規模ホールクラスを周るなりから、
チケット争奪戦は必死なりね。布袋からの
メッセージで、『アルバムに収録されていない
レアな曲も沢山演奏するつもり』とのことなりから、こちらも楽しみなり。
pic1:ギターと言えば布袋。高校生の自分をロックに熱狂させてくれた。
pic2:幾何学模様の布袋マーク。音楽以外のセンスも、魅力のひとつ。