石原慎太郎原作の『弟』がドラマ化され、11/17から
5夜連続でテレビ放送されてるなりね。往年の大スター、石原裕次郎の一生涯を振り返る作品なりが、注目はなんといっても、慎太郎・裕次郎兄弟を演じる、
長瀬智也、徳重聡の2人なりね。
兄・慎太郎役の長瀬くんはTOKIOのボーカルで、ジャニーズ軍団らしからぬ硬派な一面も持ってるなり。実は自分、かな~り前から長瀬くんのことが好きなりよ(LOVEぢゃないなりよ)。飲み屋の入り口なんかで待たされて名前を聞かれた際には、長瀬くんに掛けて、『七瀬智也』という名前を使うほどの徹底ぶりなりw。まぁそんな彼が石原軍団に交じって役を演じるなりから、その興奮も頂点なりね。
弟・裕次郎役の徳重くんは、2000年夏に開催された『
21世紀の裕次郎を探せ!』オーディションで見事グランプリに選ばれたシンデレラボーイなり。小泉首相の息子である
小泉孝太郎もそのオーディションを受けてたことで、小泉孝太郎の方が徳重くんより一時期有名になってしまったなりが、数年間みっちり俳優としてのイロハを学び、万全を期して俳優の道を歩んでいるようなりね。
そんな2人が、渡哲也演じる『最高に厳しくて、最高に優しい』父親と、高島礼子演じる母親との愛情に育まれ、成長していくストーリーなり。最初の1話は、厳しい父親の背中を見て育っていく2人を中心に、戦後間もない頃の古き良き日本の家庭を再現しているなりよ。厳しくも暖かみのある父親像を渡哲也が渾身に演じ、何度も心打たれたなり。
父親が亡くなった後の第2話では、一橋大学に進学し勉学に励む慎太郎と、派手な格好で煙草、酒に溺れる裕次郎の対照的な2人が家庭崩壊の危機に瀕する姿をリアルに描いてるなり。そんな中、大学在籍中に慎太郎が投稿した小説『太陽の季節』が芥川賞を受賞し、それを期に兄弟の絆が戻っていくなりよ。
裕次郎が俳優になったのは、
兄・慎太郎が『狂った果実』の主役に裕次郎を主演させるという条件を飲ませたからだったなり。弟の荒れた生活に堪忍袋の緒が切れ、殴り合ったりしたこともあったなりが、それが逆に兄弟を互いに思う気持ちの表れでもあったなりね。
徳重くんは、ほんと裕次郎そっくりのいい男なりね~w。長瀬くんとよく間違われるという程、この兄弟もよく似てるなりよ。徳重くんは、若手らしからぬ堂々とした演技でスター裕次郎を演じきったなりね。特に煙草を吹かすシーンや、遊び呆けて兄と対立するシーンなんかは、将来の大スター裕次郎をイメージさせるに足る名演技を連発してたなり。安心して観れる俳優なりね。長瀬くんもそんな弟を支えながら、堅実に生きていく好青年を演じ切ってたなり。
第3話以降は、銀幕のスターに昇りつめた裕次郎が石原プロダクションを設立し、大女優
北原三枝との結婚してからの苦楽が描かれてるなり。北原三枝役を演じた仲間由紀恵が、すごい色っぽくて良かったなりねw。第4話の途中、裕次郎が2回目の闘病生活に入るシーンまで、長瀬・徳重の兄弟が見れたなり。
明日の最終話では、長い療養生活を通して最後の兄弟愛を確認しながら、いよいよ永遠の別れが近づいてくるなりね。裕次郎を演じる三浦友和、それを支える妻役の松坂慶子を中心にどんなシーンが観れるか楽しみなり。
pic1:原作、石原慎太郎『弟』
pic2:石原軍団のホープ、徳重聡
pic3:弟、石原裕次郎