6/10~12にカナダ、サーキット・ジル・ビルヌーブで開催された
F-1カナダGP。今シーズン第8戦目となった今回のGPなりが、難コースと言われるサーキットらしく、
ハプニング続出、波乱含みの
熱いドラマが展開されたなりね。
3,4番手スタートのルノー勢、
G・フィジケラと
F・アロンソが、ポールポジションの
J・バトン、2番手の皇帝
M・シューマッハをスタートで追い抜き、先頭集団を形成。3,4番手には、絶好調マクラーレン勢の
モントーヤ、
K・ライコネンが追い上げ。先頭をゆくルノー勢は、アロンソが絶好調だったなりが、その前をゆくフィジケラのスピードが一向にあがらず、アロンソは足止めを喰らう形になったなりね。
チーム内で順位を操作するのは禁止らしいようで、同じチーム内でも順位を競う攻防、どちらを先にピットインさせるかなどのやり取りが、
チーム・ラジオの中継を通してリアルに伝わってきたなり。他にもTV中継では、上空から時速300KM超で突っ走る
マシンを空撮したり、マシンに搭載されるカメラの映像で
リアルさを演出したり、ピットインのタイミング、搭載する燃料量、アスファルトの状況などを解りやすく紹介する
解説陣などで、盛り上げてるなりね。
F-1では、1レースで1~3回の
ピットインをするなりが、この
ピットインの回数とタイミングが勝敗を分けることが多々あるなりね。これが
ドラマの演出でもあり、ドライバを含む
チームスタッフの腕の見せ所といったところなり。今回は、序盤1~4番手を独占した、ルノー、マクラーレン勢がそれぞれ
どちらのマシンから先にピットインさせるかが最初の見所だったなりね。序盤はそんな展開で進んだなりが、中盤の見所は、
先頭をゆくマシンが続けざまにリタイアしたシーンなりね。最初は
フィジケラがマシントラブルでリタイア。これで先頭に立った
アロンソが、今度は壁にリアタイヤをぶつけ、リタイア。
先頭を走っていたルノー勢2台のリタイアにより、先頭に踊り出たマクラーレンの
モントーヤだったなりが、今度は
バトンのクラッシュにより出動した
セイフティ・カーの登場で、悲劇に見舞われるなり。マシンがクラッシュし、サーキット上で衝突の可能性がある場合、そのマシンが撤去され安全が確保されるまで、セイフティ・カーが出動し、各マシンは
安全走行でレースが一時中断されるなりね。通常、このタイミングでマシンは続々とピットインを済ませ、早々とサーキットに復活するなりが、
ピットインのタイミングを間違えると、一気に順位が後退することになるなりよ。トップを走っていたモントーヤは、このセイフティ・カー出動によるピットインのタイミングを間違え、慌ててピットインを済ませてサーキットに復帰したタイミングで、合流の際に
違反を犯し失格になってしまったなり。
先頭3台のリタイアにより、トップに躍り出たのが、
モナコGPを含む今シーズン2勝と絶好調の
ライコネンなり。2番手につけた皇帝シューマッハの猛追もなんのその。TOYOTAの
J・トゥルーリ、HONDAの
佐藤琢磨らが
ブレーキトラブルにより続々リタイアする中、前回のヨーロッパGPで最後の1周でリタイアした屈辱を晴らし、
見事トップチェッカーフラグを受けたなり。波乱のカナダGPは、
8台がリタイアするアクシデントに見舞われながら、
ライコネンの絶好調さを見せつけた一戦だったなり。2、3位には、
M・シューマッハ、
R・バリチェロの
フェラーリ勢が入り、復調の兆しなりね。今回はアクシデントに見舞われたなりが、
ルノー、
マクラーレンは強いなりからね。次の
アメリカGPは、もう今週末(
6/19)に開催なりから、こちらも見逃せないなり!
なお、期待の
佐藤琢磨は、開始早々マシントラブルでリタイアしたなりが、トラブルを直し
中盤にレースへ復帰したなりね。でも再びブレーキトラブルで再リタイア。スペイン、モナコGPと
2戦出場停止に始まり、復帰後も思うような結果を残せてないなりが、まだシーズンも中盤。
10月に控える日本GPまでに調子を整えて、地元で活躍できるようなレースを展開していってほしいなりね。長い眼で、琢磨を応援するなり♪
pic1:チーム一丸となるピットイン♪
pic2:フィンランド出身、キミ・ライコネン
pic3:まずは
同僚バトンを追い抜け!佐藤琢磨