GW中に、
K-1の興行が
2回あったなりが、なかなか期待の持てる大会だったなりね。
1つ目は
4/30にラスベガスで開催された
K-1 W-GP in Las Vegas。
2年連続K-1王者の
レミー・ボンヤスキーに、
サモアの血を引く豪腕マイティ・モーが挑む一戦をメインに、9月に開催される
W-GP開幕戦への切符を賭けた
8名によるトーナメントもあったなり。
レミーvsマイティ・モーの一戦は、試合前から興奮したなりね。モーは、去年のGP初戦で80kgしかないムエタイ・ファイター、ガオグライのアクロバティックなハイキックで
壮絶KO負けしたなりが、そのハプニングが無ければ
堂々たる優勝候補に挙げられてたなりよ。
相手を一撃でKOするサモアン・フックは脅威そのものなりね。レミーは王者なりが、今回の一戦は逆に、モーがレミーを迎え撃つみたいな逆転現象を感じさせたなり。
で、試合なりが、1,2Rは
王者レミーが蹴りを中心にモーを寄せつけず優勢。最終3Rは、
レミーの飛び膝蹴りにモーのカウンターフックが当たり、レミーがダウン!ただ、このダウン、レミーがバランスを崩した状態でフックが当たっただけで、レミーはガードしてたなりからね。
スリップ気味のフラッシュダウンだと思うなり。最終的に判定にもつれ込み、
2-1でモーが勝利したなりが、
モーはアメリカで絶大な人気を誇っているなりからね。ホーム・デシジョンって感じもするなり。まぁいずれにせよ、3R通して
緊張感溢れるいい試合だったなりよ。
メイン以外でも、トーナメントで
ビックリするハプニングがあったなり。なんと、
極真空手出身のグラウベ・フェイトーザが優勝してしまったなり!初戦こそ判定勝利だったものの、準決勝でカーター・ウィリアムスをハイキック、膝蹴りでKO。決勝も、ゲーリー・グッドリッジを左ハイキックでKO。K-1デビュー当時から、
空手で培ったブラジリアン・キックには定評があったなりが、パンチの打ち合いに弱かったなりよね。そのパンチを克服して、自分のペースで試合運びができるようになり、得意の蹴りが活きてきたような気がするなり。あと
積極的に自分から攻めるスタイルは、今後がさらに期待できるなりね。
優勝した後に、谷川K-1プロデューサが
『いやぁ、グラウベほんと強くなったなぁ。』って感慨深げに話してたのが印象的だったなり。
K-1は、選手を大切に育てる土壌があるなりよね。アーツ、ベルナルド、フィリョ・・・かつての勢いを失ったベテランをうまく活用する戦術に長けてると思うなり。あと、ラスベガス大会は、
若手中心のマッチメークが多かったなりね。アーツ、ホースト、バンナなどのTOPファイターを出場させず、若手中心でも緊張感あるいい試合を見せられたのは、大きな収穫だったのではないなりかね。
世代交代は徐々に進んでいるなりね。
2つ目は、
5/4に有明コロシアムを超満員にした
K-1ワールドMAX開幕戦。
魔裟斗を中心とした、70kg級の大会なりね。今大会は、7/20決勝大会に残る7名(もう1名は推薦枠)を決める開幕戦で、
MAX常連の有名選手が順当に決勝大会に勝ち上がったなり。
勝ち上がったのは、
2003年王者
魔裟斗、
2004年王者
ブアカーオ、
2002年(初代)王者
クラウスを中心に、強豪選手が揃ったなりね。
魔裟斗
ブアカーオ・ポー・プラムック
アルバート・クラウス
小比類巻貴之
ジョン・ウェイン・パー
アンディ・サワー
ジャダンバ・ナラントンガラグ
(推薦枠)マイク・ザンビディス?
決勝大会の組み合わせは、んー難しいなりねぇ。
ブアカーオが一歩抜け出した感はあるなりが、復調気味の
クラウス、ベテランの
ジョン・ウェイン・パー、
アンディ・サワーも怖い存在なりね。全選手ともほぼ横一線の強さなりから、
対戦カードと試合順が優勝を大きく左右することになりそうなりね。開幕戦は判定が多かったなりから、決勝大会は
KO決着が観れるカードを組んでほしいところなり。
pic1:今年もサモアン・フック炸裂か、マイティ・モー
pic2:極真復権へ、グラウベ・フェイトーザ
pic3:イケメンだけぢゃない実力派、魔裟斗